本文へ移動

会社設立の代行選びを、一人で迷わないために。費用・手続き・比較をまとめています。

調査・執筆:会社設立代行調査委員会

会社設立 代行 東京

東京・島しょ部の一人社長は、会社設立の代行をオンラインで完結できる|伊豆諸島・小笠原諸島から本局まで出向かなくていい理由

会社設立代行調査委員会 公開 2026年9月3日 読了 約10分

この記事は、東京都の島しょ部に住み、会社設立を一人で進めようとしている方に向けたものです。

大島町・利島村・新島村・神津島村・三宅村・御蔵島村・八丈町・青ヶ島村・小笠原村。これら伊豆諸島・小笠原諸島の会社設立登記は、いずれも千代田区にある東京法務局の本局が管轄しています。前回の記事で取り上げた「23の窓口」のうち、島しょ部にはそのどれもがなく、本局まで足を運ぶには船か飛行機を使うことになります。今回は、その移動そのものを減らす「オンライン完結」という選択肢について、会社設立の代行の使い方とあわせて整理します。数字や制度は執筆時点の一次情報に基づきます。

島しょ部だからこそ、会社設立をオンラインで完結させる意味が大きい

島しょ部だからこそ、会社設立をオンラインで完結させる意味が大きいを表したイラスト
島しょ部だからこそ、会社設立をオンラインで完結させる意味が大きい

大島・八丈島・小笠原など東京都の島しょ部の会社設立登記は、いずれも千代田区の東京法務局本局が管轄しています。本土であれば車や電車で本局まで移動できますが、島しょ部の場合、船か飛行機を使わなければなりません。会社設立のたびに本局へ出向くのは、現実的とは言えない負担になります。

一人で会社設立を進める場合、この移動の負担がそのまま準備期間の長さにはね返ります。会社設立の代行をオンラインで完結させられれば、本局までの距離に関わらず、同じ条件で手続きを進められます。東京都内でも、島しょ部ほどオンライン完結の恩恵が大きい地域はありません。

1伊豆諸島・小笠原諸島の会社設立登記は、いずれも東京法務局本局が管轄する
2本局までは船か飛行機での移動になり、日帰りが難しいこともある
3オンライン完結の代行なら、島しょ部からでも同じ条件で手続きできる

出典法務局「東京法務局 管轄のご案内(商業・法人登記)」(2026-09-03時点)

会社設立の代行には、地域に根ざした事務所と全国オンライン対応の事務所がある

会社設立の代行には、地域に根ざした事務所と全国オンライン対応の事務所があるを表したイラスト
会社設立の代行には、地域に根ざした事務所と全国オンライン対応の事務所がある

会社設立の代行を行う事務所には、大きく分けて二つのタイプがあります。ひとつは特定の地域に事務所を構え、対面での相談を中心にするタイプ。もうひとつは、全国どこからでもオンラインで相談を受け付けるタイプです。

島しょ部で会社設立を進める場合、地域に根ざした事務所は都心部に集中しており、対面での相談自体が難しいことがあります。全国オンライン対応の代行であれば、住んでいる場所に関わらず同じサービスを受けられ、島から会社をつくろうとする一人社長にとっては選択肢が広がります。会社設立の代行を選ぶときは、オンライン対応の可否をまず確認してください。

地域密着型の代行

都心部に集中していることが多く、対面での相談は移動が前提になりやすい。

全国オンライン型の代行

住んでいる場所を問わず利用できる。島しょ部からでも条件は変わらない。

出典中小企業庁「創業・スタートアップ支援」(2026-09-03時点)

オンラインで代行を使うときの、一般的な流れ

オンラインで代行を使うときの、一般的な流れを表したイラスト
オンラインで代行を使うときの、一般的な流れ

オンライン完結の会社設立の代行を利用する場合、一般的にはチャットやオンライン会議で相談し、必要事項のやり取りはメールや郵送、そして登記の申請自体はオンラインで行われます。

オンライン完結で会社設立を進める場合の流れ
オンライン完結で会社設立を進める場合の流れ

一人で本局まで船や飛行機で移動して手続きするのに比べ、この流れであれば、島から一歩も出ずに会社設立を進められる場合があります。もちろん、資本金の払込みなど銀行での手続きが必要な場面もあるため、すべてが完全に無人で終わるわけではありません。

出典法務省「登記・供託オンライン申請システム」(2026-09-03時点)

定款・登記に必要な書類は、オンラインと郵送でやり取りできる

定款・登記に必要な書類は、オンラインと郵送でやり取りできるを表したイラスト
定款・登記に必要な書類は、オンラインと郵送でやり取りできる

登記・供託オンライン申請システムを使えば、登記に必要な情報の一部をオンラインで提出できます。会社設立の代行がこのシステムに対応していれば、書類のやり取りの多くをオンラインと郵送で完結できます。登記の申請書類を郵送する場合、その到着日が受付日として扱われる点も押さえておきたいところです。

ただし、押印が必要な書類や、原本の提出が求められる場面も残っています。会社設立の代行に依頼する際は、どこまでがオンラインで完結し、どこから郵送対応が必要になるのかを、事前に確認しておくと安心です。島しょ部のように本局までの移動そのものが現実的でない地域では、この線引きを知っているかどうかで、準備にかかる手間が大きく変わってきます。

郵送は管轄を間違えないことが大切

登記の申請書類は、必ず本店所在地を管轄する法務局に宛てて郵送する必要があります。管轄を誤ると受け付けてもらえないため、あて先は事前に必ず確認しましょう。

出典法務省「登記・供託オンライン申請システムによる登記事項の提出について」(2026-09-03時点)

一人でオンライン完結の代行を選ぶときに気をつけたいこと

一人でオンライン完結の代行を選ぶときに気をつけたいことを表したイラスト
一人でオンライン完結の代行を選ぶときに気をつけたいこと

対面での打ち合わせがない分、オンライン完結の代行を選ぶときは、やり取りの記録が残る手段でコミュニケーションを取ることが大切です。会社設立の手続きは一度きりのことが多く、一人で進めていると、聞き逃しや行き違いに気づきにくいためです。

また、登記の申請代理は司法書士など資格を持つ者にしか認められていません。オンライン完結をうたう会社設立の代行であっても、実際に手続きを行っているのが誰なのか、資格の有無を確認しておくことをおすすめします。

  • 連絡手段が記録に残る形か(メール・チャットなど)
  • 質問への回答が来るまでの目安の日数(島しょ部は郵送に日数がかかることも)
  • 実際に手続きを行う担当者の資格
  • 追加費用が発生する条件

出典e-Gov法令検索「司法書士法(昭和二十五年法律第百九十七号)」(2026-09-03時点)

費用は、オンラインだからといって大きく変わらない

費用は、オンラインだからといって大きく変わらないを表したイラスト
費用は、オンラインだからといって大きく変わらない

会社設立の法定費用は、対面で依頼してもオンラインで依頼しても金額の考え方は変わりません。

株式会社を設立するときの法定費用の目安
株式会社を設立するときの法定費用の目安

会社設立の代行手数料についても、オンライン完結だからといって一律に安くなるわけではありません。移動のための交通費や日当がかからない分、対面型より抑えられている場合もありますが、内訳をよく見て比べることが大切です。

出典国税庁「No.7191 登録免許税の税額表」(2026-09-03時点)

東京都の創業支援窓口も、オンラインで相談できる

東京都の創業支援窓口も、オンラインで相談できるを表したイラスト
東京都の創業支援窓口も、オンラインで相談できる

東京都中小企業振興公社の「ワンストップ総合相談窓口」など、公的な創業支援の窓口の中にも、オンラインでの相談に対応しているところがあります。会社設立の代行に依頼する前後を問わず、こうした窓口を併用することもできます。

一人で判断に迷ったときは、まず公的な窓口で一般的な情報を確認し、そのうえで会社設立の代行に具体的な作業を依頼する、という順番で進めると、無駄がありません。創業助成に関する相談窓口も用意されています。

公的な窓口は、会社設立そのものの代行を行うわけではありません。あくまで制度や資金調達についての一般的な案内が中心になるため、実際の書類作成や登記の申請は、会社設立の代行か、一人で行うかのどちらかを選ぶことになります。両者の役割の違いを理解しておくと、遠回りせずに準備を進められます。

出典東京都中小企業振興公社「総合相談事業(ワンストップ総合相談窓口)」(2026-09-03時点)

オンライン完結の代行を選ぶときのチェック項目

オンライン完結の代行を選ぶときのチェック項目を表したイラスト
オンライン完結の代行を選ぶときのチェック項目

ここまでの内容を踏まえて、島しょ部からオンラインで会社設立の代行を利用するときに確認しておきたい項目をまとめます。

オンライン完結の代行を選ぶときのチェック項目
オンライン完結の代行を選ぶときのチェック項目

一人で島しょ部から会社設立を進める場合、これらを一つずつ確認しておけば、オンラインであっても安心して会社設立の代行に依頼できます。逆に、これらの説明があいまいなまま契約を急がせる代行には注意してください。

出典日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」(2026-09-03時点)

まとめ|島から出なくても、会社設立の代行は使える

まとめ|島から出なくても、会社設立の代行は使えるを表したイラスト
まとめ|島から出なくても、会社設立の代行は使える

東京都の島しょ部は、会社設立の登記のために東京法務局本局まで船や飛行機で移動することになり、本土のどの地域よりも移動の負担が大きい地域です。オンライン完結の会社設立の代行を使えば、住んでいる島に関わらず、同じ条件で手続きを進められます。

1伊豆諸島・小笠原諸島の登記は、すべて東京法務局本局の管轄になる
2オンライン完結の代行なら、島から出なくても条件は変わらない
3費用はオンラインだからといって大きく変わるわけではない
4対面がない分、連絡手段と担当者の資格、郵送の日数を確認しておく

一人で会社設立を進める場合、すべてを自分で抱え込む必要はありません。オンラインという選択肢を知っておくだけで、住んでいる島を理由に会社設立をあきらめる必要がなくなります。島しょ部からでも、会社設立を前に進める方法はあります。

出典法務局「法務局」(2026-09-03時点)

本局まで船や飛行機を使わなければならない、という事情がある方こそ、オンラインという選択肢を知っておく価値があります。

会社設立の代行は、対面でなければ頼めないものではありません。オンラインと郵送だけで完結する代行を選べば、一人で島しょ部のどこに住んでいても、同じ条件で手続きを進められます。

なお、制度やサービスの対応範囲は変わることがあります。この記事の内容は執筆時点のものです。実際に依頼する前には、各サービスの最新の案内をご確認ください。判断に迷う点があれば専門家にご相談ください。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

掲載順は優劣を示すものではありません。会社設立の代行について調べる際の参考先として、実際に検索して見つかったサイトを並べています。内容や料金は各サイトの記載をご確認ください。

会社設立の代行選び、一人で抱えていませんか。

費用の内訳も、書類の抜け漏れも、進め方が分かっていれば怖くありません。判断に迷ったところだけ、話を聞いてみるという選び方もあります。

話を聞いてみる

※ 弊社調べによるものです。

この記事は役に立ちましたか?

関連議題